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品川心療内科ご案内と「うつ?」と思ったときのお話+お薬の飲み方

品川心療内科 03-6712-9474 または 03-6712-9535  

 

月 今
火 今
水 今
木 今
金 今
土 今
日・祝日 休診 

 

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最近の発表は

 『こころの科学』 ネット社会とこころの悩みとDAM理論 今  忠 2009 日本評論社

 →http://shinbashi-ssn.blog.so-net.ne.jp/2009-05-21

 『うつ病治療ハンドブック-診療のコツ』 共著 大野裕編 「統合失調症とうつ」今忠・原田誠一 2011金剛出版

 →http://shinagawa-lunch.blog.so-net.ne.jp/2010-01-21-3

******

品川心療内科は全予約制です 

品川心療内科 お薬とカウンセリング


予約電話は 03-6712-9474 です。

港区港南2-14-10 品川駅前港南ビル 10階

品川心療内科

http://shinagawasn.blog.so-net.ne.jp/

港区港南2-14-10-10階

ーーーーー

自立支援法についてですが、

役所に行って手続きをすれば、
3割の自己負担が1割になります。

http://www.wam.jp/shienhou_guide/

これは使うも使わないもその人の自由なのですが、
用紙を取りに役所に一回、
用紙を提出するためにもう一回、
二回役所に行くだけですから、
もし、制度を使いたいと思う人はご検討ください。

保健センター(保健所)に行って、「自立支援法の申込用紙が欲しい」と尋ねてください。
あるいはまず電話で。

*****
疲れが取れない人、不眠、食欲不振、能率低下、
ぐっすり眠りたい人、まず一休みしましょう。

規則正しい生活をしている人は結局仕事もはかどり
病気にもなりにくいと思いませんか?

*****
薬の微調整と
生活の微調整を一緒に進めましょう。

【診療科目】
心療内科、精神科、ED相談、パニック障害、うつ、不眠、過眠、能率低下、ケアレスミス、統合失調症、自閉症、虐待、PTSD、トラウマ、いじめ、過敏性腸症候群、全般性不安障害、社会不安障害、自律神経失調症、適応障害、各種ハラスメント、ストレス性の各種不調、浪費癖、アルコール症、リストカッター、拒食、過食、人を愛せない、人に愛されない、自殺願望、その他。消化器相談、呼吸器相談、皮膚科相談、花粉症相談など、薬の飲みあわせを考えて処方。漢方薬を積極的に活用。「軽い薬のみで」「薬なしで」「漢方薬で」などの要望にもこたえます。

【診察受付時間】
月~ 10:00~14:00   16:00~20:00
<日祝 休診>
土曜日も診療。受付時間は通常通り、夜8時までです。
【各種保険取扱】

・紹介患者さんの予約について
1.内科や婦人科、整形外科から当院に紹介を希望される場合、初診予約はありませんので、いらした順に診察致します。その日のうちに診察できます。
2.紹介状がない初診の患者さんも、予約はありません。都合のよいお時間においで下さい。

*****
 

保険診療の場合、保険証をご持参下さい。   
医師  すべて精神保険指定医    
出版      丸善「こころの辞典」SMaPG
                  (ストレス・マネジメント・パワー・グループ)   
大切にしたいこと      インフォームド・コンセントは
                   心療内科領域では「対話と納得」です。
                 新橋心療内科は
                   患者さんのための「対話と納得」を目指します。

○受付時間                                        
月-土、 午前10時-午後2時 午後4時-午後8時

休診日:日曜日、祝日

長期休暇 ゴールデンウィーク 暦通り
       盆休み 8月13-15日、あとは暦通り
       正月  12月29日-1月4日、あとは暦通り

○特色                                           
  夜8時まで受け付け   
  予約不要即日OK  
  漢方薬の積極利用
  院内処方(院外処方にも対応)
  サラリーマンのストレスケア
    休職手続き・職場との調整
  傷病手当金の請求
  産業医との連絡
  EAP機関と連携して治療・復帰援助
  更年期のケア・月経前症候群
  過食・嘔吐
  認知行動療法
  身体的・心理的・社会的側面について総合ケア
○相談の例                                      
  不眠傾向     うつ傾向 過食傾向
  パニック障害   不安性障害
  強迫性障害    社会不安障害(SAD)
  慢性疲労          全般性不安障害(GAD)
  対人過敏      自律神経失調症
  心身症            男女更年期障害
  不定愁訴         動悸
  頭痛  肩こり  過呼吸  めまい 息切れ  ふらつき
   過敏性腸症候群  会社のストレス   
  神経症  統合失調症
   ED   月経前緊張症
  セクシャル・ハラスメント パワー・ハラスメント
○治療 少量の薬剤 と カウンセリング です。               
  安定剤、抗うつ剤、睡眠導入剤の他、
  胃腸薬、鎮痛剤、漢方薬、ビタミン剤、ホルモン剤など、
  いろいろなお薬が処方できます。
  保険適用です。
  EDのくすり(バイアグラ、レビトラ、シアリス)
  男性若年性脱毛のくすり(プロペシア)
  低用量ピル
  など、自費の薬剤も用意しています。

  環境・生活の調整ができなければ
  ストレスは変わりません。ストレス調整をしましょう。
  カウンセリングの場面では、生活指導が主体になります。
  家庭や会社での過ごし方、
  必要に応じて休職、制限勤務、
  復職時には復職支援プログラムについて会社との打ち合わせ。
  
○EAP機関と連携して治療・復帰援助                
  連携関係にあるEAP機関と一体となって援助
  企業人事・総務の方はお問い合わせください。
○費用  各種保険取り扱い。                     

  バイアグラ1300円、レビトラ1200円、
  シアリス10 1600円、シアリス20 2000円、
   低用量ピル2000円。 

○何科にかかればいいの?                           

うつかなあと思ったら、できるだけ早くクリニックを受診し、早期に治療することが回復への近道です。
うつの場合、精神科か心療内科で診てもらえます。どちらでも大丈夫です。当院もどちらでも対応しています。

○こころの不調は誰にでも起こることです                   

こころの不調を分類すると、
  不安……パニック障害、強迫性障害(OCD)、
              社会不安障害(SAD)、全般性不安障害(GAD)

  気分の変調……うつ状態、躁状態など

  認知の変調……統合失調症など

  その他にも、解離性障害や適応障害、
          急性ストレス反応、性格障害など。

一般に、私たちが一生の間に、何らかのこころの不調におちいる割合は
3~4割程度に達すると言われていますから、
誰の身にも、普通に起こることだと考えられます。
会社で誰かが休職しても、あるいは自分が休職しても、
お互い様ですから、助け合いたいものです。

○最近調子が悪いなあ、ひょっとしたら「うつ」かなあと思った時、どうなさっていますか?


まず自分でチェックしてみましょう。
たとえばこちら→新橋心療内科-SMaPGうつチェックリスト

参考になるサイトもあります。
たとえばこちら→SMaPG総合サイト「初心者心療内科」 

またたとえばここ→SMapG役立つリンク集

会社の医務室にお医者さんや保健婦さんがいたら、また、
産業カウンセラーさんがいたら、相談してみましょう。
最近では企業が契約しているカウンセリング室もありますから、相談してみましょう。
情報が企業内部には流れないという安心感があるようです。
この方面に詳しい友人に聞いてみるのもいいと思います。

○最近はEAP機関でメンタル・カウンセリングを実施しています

あなたの会社がEAP機関と契約していたら利用するのも方法です。
また、社員の家族もEAP相談を使用できますから、確認してください。
EAPの相談担当カウンセラーさんと話してみて、
必要ならば当院を紹介してもらってもいいのです。
ここまで無料です。

EAPを経由してもしなくても、
また、いろいろな「うつ」のチェックリストなどで確認してみてもみなくても、
(チェックリストがいつも正確なわけではありません)
やっぱり「うつ」かもしれないなあ、
「不安が強い」「涙が出る」「眠りが浅い」「食欲がない」と思ったら、
思い切って、しかし、気軽に、クリニックを受診しましょう。

○初めての診察                                      

皆さんが一番悩むのはここだと思います。
どんなお医者さんがいるのか、どんなことを聞かれ、
どんな診察をされ、どんな治療をされるのか、
不安ですね。

まず、当院では、現在、予約を取っていません。
「それじゃあ、何時間かかるか分からないじゃないか」と思いますよね。
でも、当院は、予約なしで受付順です。
前の人が何人いるという目安はありますが、
どのくらい時間がかかるかは、分かりません。
二人のお医者さんで診察しますので、
それぞれの担当があり、
それも予測を分かりにくくします。
わたしたちの診療では、標準的に一人何分と申し上げられません。
そのことをご理解いただいたうえで、
ご利用いただければと思います。

今後も予約なしを続けるかどうかですが、
心療内科・メンタル関係では予約診察としている場合が多いのですよね。
皆さんは、次の予約のときまで、診察なしでがまんできる自信がありますか?
虫歯なら予約がいいと思います。痛くても鎮痛剤でなんとかなりますから。
でも、心療内科・メンタルは、薬を飲んで我慢していればいいのでしょうか?
予約制だから、がまんしないといけないというのでは、余計苦しいのではないでしょうか。

一方、電話では大事なことは見えないと思います。
電話を取っているうちに、大事な目の前の患者さんは後回しになってしまいます。
これはよくないと考えています。

待ち時間は分からない、でも、順番を待っていれば必ずその日のうちに診てもらえる、
そんなクリニックがあってもいいと思います。
新橋、日比谷、銀座周辺のメンタルクリニックはほとんど予約制ですから、
是非予約制がいいという人は、選択肢がいくつもあります。
当院ひとつくらいは、「予約なし、来院した順番」という仕組みでもいいのではないかと、
いまは考えています。
今後、状況に応じて、柔軟に考えるつもりです。

というわけで、予約なしで、健康保険証を持って、受付に来ていただきます。
そこで簡単な初診時の質問表を用意していますので、
書ける範囲で結構ですから、書いてください。

こちらをプリントアウトしてお持ちいただいても結構です。

初診シート詳細版2008-9-29 
初診シート簡易版2008-9-29 

USBメモリーで持ってきていただければ、そのまま電子カルテに取り込めますので、
それも結構です。
電子メールは個人情報の関係もあり、できません。

つらい時には何も用意しないでおいでください。

診察は、まず最初は現在の症状のことについてお尋ねします。
身体的診察や血液検査などは、クリニックモールの中に、
内科、整形外科などが入っていますので、お願いしています。
専門性を高める意味でも、診断精度を上げる意味でも、大切だと思います。

でも、必要な場合は、あまりありません。
必要かなと思われる人は、あらかじめ、内科などで検査は一通りすんでいるし、
そうでなくても、定期検診を受けています。
内科などで薬をもらっていて、それで治らないから来たという人が多いようです。

たいていのお薬は当院で処方できますから、いままで使っていた薬を継続することができます。

脳波、睡眠検査、脳MRIなどについては、必要に応じて紹介します。
入院施設はありませんので、これも紹介です。

いろいろな施設が豊富にあるので、
あえて自前で用意する必要もないのが実情です。
必要に応じて最適な施設を紹介しますということでも充分に意味があるのではないでしょうか。
当院自体は最小規模として、連携を重視する立場です。

結局、いきなり採血もしないし、心電図もしません。必要がないのです。
希望もしない余計なことをされない、これも一種の安心感ではないでしょうか。

2008年4月から一部制度の変更があり、
平日午後6-8時と土曜日12-8時のあいだは夜間休日加算となり、
三割負担の方で150円の割り増しになります。
お昼の時間に来ていただければ、空いていますし、150円安いというわけで、
好都合です。

○初診時から3-4回までの診察の内容         
おおむね、次のようなことが知りたいと思っています。

患者さんとして分かることは書いてきていただけると助かります。
 ⇒ちょっと詳しい初診シートがこちらにありますので、コピーしてワープロで書いて
   初診時に見せていただければよろしいかと思います。
  初診シート詳細版2008-9-29 
 ⇒簡略版はこちら。こちらでも充分です。
  初診シート簡易版2008-9-29

1.主訴、始まりの時期、きっかけ
2.SDSやSRQ-D、HAM-Dを施行
3.悲哀……涙、将来に希望がない
4.億劫さ……能率低下、ミス
5.興味……新聞、ニュース、趣味
6.希死感
7.イライラ・精神運動抑制のどのあたりに位置するか
8.不安焦燥の程度
9.睡眠
10.食欲・体重・尿・お通じ
11.身体症状・月経・検診結果・既往歴
12.勤怠・職場の現状
13.つらいのは仕事内容か時間か対人関係か
14.性格傾向の概略について
15.家族状況、遺伝関係、生育歴、躁状態の時期があったか
16.全体の表出、表情、話し方、印象について記載
17.必要に応じて心理検査の計画

DSMを念頭において、チェックする。性格の軸、適応の軸についても確認する。
メランコリー親和型が典型であることを念頭において、その典型からの距離を測る。
統合失調症においても、性格障害においても、初老期認知症においても、
あるいはADHD、高次脳機能障害においても、うつ状態は見られるので、見逃さないように鑑別する。

薬剤は現在症状と基本性格を診て選択する。
イライラが強いか、意欲低下が強いか、が大まかな目安になる。
また、対人距離が近い人と遠い人とでは薬剤選択が異なる。
漢方薬を積極的に使う。

思考障害や能力低下が根本的に影響している場合があるので、
見逃さず、原因を特定する。いろいろな可能性がある。

○その後の治療                                     

1.原因について整理
2.カウンセリングやお薬で治療、場合によっては制限勤務や休職
3.再発予防教育
4.家族教育
5.休職した場合には休職中の生活指導、復帰前のリハビリ、復職支援プログラム、職場との打ち合わせ、復帰後の仕事の内容、制限勤務の指示、職場の産業医・保健婦との情報共有
6.休職中の給与補償の書類(傷病手当金請求書、場合によってはハローワークに書類提出)
7.自立支援医療費制度、精神障害者保健福祉手帳、地域障害者職業センターの「リワーク支援」など活用できる制度や施設の利用検討

これらを順次考慮していくことになります。

たいへん大胆に簡略化して言うと、

1.急性期……静養する。
2.回復期……生活のリズムを整え症状を改善する。必要なら服薬。
3.復職準備……通勤の練習や仕事の練習をして、復帰前リハビリ。
4.復職交渉……円滑な職場復帰をめざして人事部、産業医、保健婦と情報共有する。
5.復職……職場リハビリのつもりで、短時間、軽作業から開始して、徐々に時間を長くし、作業負荷をあげて、通常勤務に復する。
6.再発防止……スケジュール管理、疲労度管理、休養の仕方、心理サポート構築などを確認する。QIDS-SR 自己評価するうつ尺度ストレス・マネージメント・レコーディング

これらの段階を踏んで治療は進みます。

○休まないで治療も                                   
お医者さんとしては、一番安全確実な治療を選択したいので、
「休職して、お薬を使う」、とおすすめすることが多いのです。

しかし、これは最近感じていることですが、
患者さんの立場になってみれば、
休まないで、薬で、なんとかならないか
というこことだと思います。

なかには、休ませてもらえたらいいけれど、言い出せなくて、
という人もいて、その場合には、休職で問題ないのですが。

絶対に休めないと決心している人を説得して、
休養をとってもらうのも私たちの大事な仕事です。
しかし、そうではなく、休まないで、もう少し、
なんとかならないかというのも、切実な患者さんの希望です。

このあたりで、あまりに妥協してしまうと、治療としてはうまく行かないのですが、
しかし、新橋のあたりのサラリーマンさんの話を聞いていると、
休んでくださいとばかりいっているわけにもいかないようだ
という気持ちになります。

彼らの責任は重い。一般に、
「無理をしても、人生あんまり変わりないよ」と説得して
有効な場面も多いですが、
このあたりのサラリーマンさんの場合、
努力の成果がどんなにすばらしいものか、
諸先輩の実例を見ているわけですから、
ぎりぎりまでがんばっていても、なお、休む気にはなれないようです。

猛烈サラリーマンは過去のもの、といった感じで、
テレビや雑誌では流れていますが、
新橋のサラリーマンは、やはり、猛烈です。
「がんばってもいいことないしな」と、若い人はいいますが、
新橋では、がんばったら、とてつもなくいいことがあるのです。

そんなことも考えると、休むだけではなく、もっと知恵がないか、
考えてみなければならないところだと思います。

○自然治癒力を妨げない、引き出す。                         

当院としては、自然治癒力を引き出す方式を主眼に考えています。
自然治癒力を妨げているものがあったら、それを取り除く。
自然治癒力が弱いようなら、それを補助する。
漢方薬とかビタミン剤とかはそんな感じだと納得していただけると思います。

睡眠導入剤は、薬で無理に眠らせるというものではありません。
多くは睡眠のきっかけを作るだけです。

抗うつ剤は、いろいろな働きがあるのですが、
結局、ゆっくり休んでいただいて、自然治癒力を引き出す、
そのような働きを主眼としてもいるのです。
セロトニンが増えればすべて解決するのなら、
話はもっと簡単なはずなのです。

虫歯のように原因を取り除けるなら、一番根本的で即効的な治療ですが、
精神的な事柄に関して、そのようなことができるはずもありません。

骨折したときに、「がんばって骨を早くくっつけよう」と思ったとして、
どうすればいいでしょうか?
結局、骨がずれたりしないようにして、時間を待つしかありません。
そして、それで充分にいい治療なのです。

待つ時間はつらいものです。
ついつい、余計なことをしてしまいます。
そこを、ちょっとだけがまんして、待ってください。
骨折したとき、骨がくっつくのを待っているのだ、そうイメージして、待ってください。

そのうち治療が進歩すれば、
骨をくっつける瞬間接着剤ができるかもしれません。
うつになった脳神経細胞を瞬間的に治してしまう方法がみつかるかもしれません。

でも、それまでは、少なくとも、治療の妨げになることはしないで、
ゆっくり待つことです。
体の中で、一所懸命、治療が進んでいるのですから。

自然治癒力を引き出す、邪魔しない。そんな方針です。

○抗うつ剤の飲み方                                 

第1回目 つまり初診の日

もし、「うつ病」「うつ状態」であると診断されたら、治療と抗うつ剤について、説明があります。

1. うつ病、うつ状態は、必ず治る病気です。きちんと治療しましょう。薬は勝手に増やしたり、
また、勝手に減らしたり、勝手に中止したりしないようにしましょう。

2. 脳の中で伝達物質の不具合が起こっている、身体的な疾患です。
「怠け病」「気の病」や「性格が悪いから」ではありません。自分を責めないようにしましょう。

3. 病気を治すことは医師に任せ、なるべく休養をとりましょう。

4. 辞職、離婚、引越し、財産処分など、重大な決定は延期しましょう。

5. 抗うつ薬は効果が出るまでに時間がかかります。
効果が出て楽になる前に、副作用が出ることがありますが、薬をやめないようにしましょう。
4~5回かけて、だんだん増やしていって、標準量まで到達します。

6-1. 不眠、食欲不振、めまい、肩こり、全身疲労など、身体症状もつらいものですから、
総合的にケアしましょう。気になることは、気軽に相談してください。

うつ病やうつ状態の場合には、不安やイライラをともなうこともあり、
抗不安薬を併用することも多いと思います。
抗不安薬は、不眠、食欲不振、めまい、肩こり、頭痛などにもよく効くので、
全身状態を楽にしてくれます。
さらに、一部の抗不安薬は、うつに対して速効性があります。
抗うつ剤に抗不安薬を併用することも検討に値する選択肢となります。

6-2. 漢方薬が全身状態を楽にしてくれることがあります。相談しましょう。

7. 知識のない人に、「根性だ」「気合だ」と言われることがあります。
世間はいろいろですが、がっかりしないで、科学的に治療しましょう。

8. 治る過程は一直線でなく一進一退を繰り返すものです。
三寒四温といいます。焦らないで、2~3ヶ月先を目標にしましょう。

9. 治療の中盤に入ると、「頑張ってもっと早く治したい。何とかしたいのに、
一日動くと次の日は動けない。どうして気力が出ないのか。」と悩むことがあります。
ここで焦らないで、辛抱することです。

10. クリニックは、仕事が終わったあとの夜の時間帯は混み合います。
できれば、空いている昼の時間帯に通院しましょう。

11. 時間のない人は、薬局に処方箋を提出して、あとでお薬を受けとってもいいでしょう。

12. 最初は一週間に一回の通院を予定して、不具合や不安があったら、
それ以外でもお話をしましよう。薬だけを漫然と飲んでいるのは、慢性化につながります。
本当に必要なのか、判断しましょう。本当に必要なら、一年でも二年でも飲みましょう。
合理的に対処しましよう。

などのような説明があります。

抗うつ剤の最初の副作用は、吐き気、眠気、めまい、下痢、便秘などです。
体質、全身状態、薬の種類、量に応じて、これらの副作用に対応するお薬も併用します。

第2回目

症状は服用開始1~2週間後から徐々に改善していきます。
うつ病の薬物療法は、計画的で継続した服薬が重要です。
効果が現れるまで徐々に増やして患者さんに合う量に調整します。
これは決して悪くなったからではありません。段階的に増やして標準量まで到達します。
そして、数カ月、その量を維持します。薬を減量するときにも、段階的に減らします。
そのほかにも飲む時間を変えるなど、微調整を加えていきます。
風邪薬や痛み止めは、最初から量が決まっていますが、メンタルのお薬はそうではありません。
少量からはじめて、調整していきます。

第3回目

うつ病は、ストレスなどが原因となって、脳の中のセロトニンやノルアドレナリンといった
神経伝達物質が足りなくなったために、疲れたり気力がなくなったり、
気分が落ち込んだりする病気です。
SSRIなどの抗うつ剤は、足りなくなっているセロトニンを増やして脳の中の神経伝達物質の
バランスを整えてくれますが、効果が出てくるまで少し時間がかかります。
これで2週間経ちましたので、そろそろ少しだけ楽になっているのではないでしょうか。
少しよくなったかな、と感じられるようになるまでに1~2週間、
あるいはもう少しかかることもあるわけです。
セロトニンが増えてきちんと脳の中で働くようになれば症状は我慢し易くなりますから、
焦らずにゆっくりと治療をしていきましょう。

詳しく言うと、SSRIは、セロトニン(5-HT)の再取り込みを選択的かつ強力に阻害し、
シナプス間隙の5-HTを増加させることによって抗うつ作用を発揮します。
投与後は比較的速やかに5-HTの再取り込みを阻害しますが、
抗うつ作用を発揮するまでには1~2週間、あるいはそれ以上の時間がかかることがあります。
これには、5-HT放出に関するフィードバック機構が関与しており、
SSRIの効果発現には、うつ病でアップレギュレートされている
5-HT自己受容体の脱感作が必要で、それに1~2週間かかるためだと考えられています。
難しいかもしれませんが、そのような、脳内の物質メカニズムの問題なのだということを
理解してください。「気合」の問題ではないのです。

第4回目

薬剤量が増えていくことが不安になるかもしれません。
だんだんと薬の量を増やしていくのは、標準量まで持っていこうとしているためです。
飲み始めに多い吐き気などの副作用に注意しながら、
少量から始めて少しずつ服用量を増やしていきます。病気が悪くなっているのではありません。

悪心、嘔気などの消化器症状は、嘔吐中枢の5-HT3受容体刺激によるものです。
投与初期に一過性に現れることが多い症状です。処置をしなくても消失する場合がほとんどですが、
これによって服薬を中止してしまう人もいます。また、通院をやめてしまう人もいます。
ですから、できるだけ少ない量から開始し、その後も副作用の発現に注意しながら段階的に増量し、
効果が現れるまで充分に増量することが普通です。
必要に応じて、制吐剤を使用することもあります。
うつ状態の場合には、食欲不振となっている場合が多いですから、
胃薬を併用することは合理的です。

投与初期に発現する副作用は、SSRIの作用を実感できない時期に発現するため、
患者さんは「副作用が強く、効果が少ない薬」という印象を持つことがあります。
副作用は最初の2~3日から一週間がピークで、効果そのものは、
2週間以降くらいに出てきます。
この差をよく理解して、自己判断で服薬を中止しないようにしましょう。

薬剤血中濃度が少なくても、当座は楽になりますが、体質を改善するためには、
標準量まで上げて、それを一定に保つことが重要であると考えています。
薬に何を求めるかによるわけです。

一時的なリリーフでいいなら、低用量でいいと思いますが、
長期的な見通しを持って対処するなら、標準量を維持してみることが得策でしょう。
このあたりは、人生観や価値観とも関係しますので、お考えを聞かせてください。
また、医学の現状もお話します。

第5回目

抗うつ剤は標準量まで到達して、服用開始初期に感じていた悪心や傾眠の副作用も
すっかり消えていると思います。心配ないようなら、副作用対策のお薬は、中止にします。
治療の初期から使っていた抗不安薬や睡眠導入剤は、継続したほうが安全な場合が多いと思います。

このお薬を飲むと、死んでしまいたいと思うことがあると聞いたので心配だという人もいます。
確かにこのお薬を飲み始めてしばらくの間は、まれに不安感やイライラ(焦燥感といいます)した気分が
強くなることがあります。
また、うつ病の患者さんの、死んでしまいたいという気持ち(希死念慮といいます)を
強めてしまうこともあります。
しかし、こうした気分は一時的なもので、治療を続けていると自然におさまってきます。
不安感やイライラした気分が強くてつらい場合には、しばらくの間、抗不安薬を一緒に飲むことで、
この時期を上手に乗り越えることができます。抗不安薬を上手に併用しましょう。
抗不安薬を合理的に利用することによって、抗うつ剤を飲み続けることができれば、大変有用です。

第6回目

自己判断で服薬の減量や中止をしないようにしましょう。
この時期になると、かなり落ち着いてくるものです。
したがって、一部の人は、自分で薬をこっそりやめていたりします。
薬をやめられれば完治が近いと考えるようです。
しかしそんなことはありません。せっかく順調に回復していた脳内物質の流れが、また滞ってしまいます。
薬の効き始めに二週間くらいかかったことでも分かるように、
薬を中止した影響が出てくるのも、中止してからしばらくたってからになります。
そのときに反省してまた薬を飲み始めたとして、それだけ治療が遅れてしまいます。
完全に治って会社に復帰して、業務も通常通りにこなせるところまでしっかり薬を飲んで、
その後に、減量していくようにしましょう。

脳が自分の力で十分なセロトニンを作ることができるようになるまでには
少なくとも半年はかかるといわれています。
薬を飲み続けることによるマイナスは何もありませんから、焦らずに治療を続けていきましょう。
SSRIを急激に中止すると、めまい、嗜眠、ぴりぴり感覚、嘔気、鮮明な夢、
焦燥感、気分の落ち込みなどの中止後発現症状が出現することがあります。
中止後発現症状のほとんどは一時的で軽度ですが、まれに重篤になることがあります。
自己判断による薬剤の急激な減量・中止は危険なので、決して行わないようにしましょう。
症状が改善してきたときや、逆に効果が実感できないときに、
自己判断による服薬中止は起こりやすいものです。症状が改善してきた場合、
せっかく有効なお薬が見つかったのですから、少なくとも半年程度、
できれば年単位の治療継続が必要であることをご理解いただきたいと思います。

もしそれが不安で不快で、意に沿わないなら、話し合いましょう。
どこかに誤解や思い込みがあるかもしれません、
また、我々治療者の側に、患者さんの人生についての理解の不足があるかもしれません。
よく話し合えば、一致点が見つかると思います。

第7回目

おおむねこの頃には、生活リズムも整い、復帰に向けて何かしようかと思う頃です。
復職に向けて、時間割を決めて、作業や読書に取り組んでみるのがよいでしょう。
あくまでも少しずつです。

新聞を二時間も読み続ければ、かなり疲れます。図書館で雑誌を数冊、二時間も読めば、そ
れなりに疲れるものです。その疲れの程度を測定するつもりで、
最初は一時間、次には二時間、集中読書をしてみて下さい。
この時期に、
「今回、どうしてうつ病になったか、今後それを回避するためにはどうすればよいか」
について考えて、文章にまとめてみるのもよい方法です。
おおむねワープロでA4二枚程度にまとめて、見せていただければ、
アドバイスできると思います。

しかし一方で、今ひとつ効果がないと感じる人もいるはずです。
ひとつの抗うつ剤について、標準量まで増やして、その量を維持し、
約6週間たって、改善が見られないようならば、その薬は無効であると考えてよいでしょう。
抗うつ剤を変更する場合にも、徐々に入れ替えることが原則です。
場合によっては、一度に交換する方法もありますが、
やはり原則は、部分的に入れ替えてゆく方法になります。
効果が実感できない場合、改善が得られるまでに約6週間という時間が必要であることを
ご理解ください。それを過ぎて主観的に効果が実感できず、
客観的にも効果が認められない場合には、薬剤変更を検討します。

また、不眠、食欲不振、頭痛、身体のだるさなど身体症状の変化を注意深く報告してください。
抗うつ薬の効果発現の経過は「少し眠りが深くなった」「少し食欲が出てきた」
「イライラすることが減った」などわずかな変化として現れることも多いので、
本人の自覚としては、「よくなっていない」と感じてしまうこともあるようです。
不安や焦燥感が強い場合や、うつの改善が今ひとつ思わしくない場合には、
抗不安薬や漢方薬を調整してみることも選択肢に入れて相談します。

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○体質改善                                                                           
http://www17.ocn.ne.jp/~ssn1121/2007/html2/abab.html

○イラストのページ                                      
http://www17.ocn.ne.jp/~ssn1121/2007/html/imagepage2.htm

○イラストで見る認知療法                                  
http://www17.ocn.ne.jp/~ssn1121/20070202-2.htm

○いろいろなチェックリスト                                  
http://www.geocities.jp/ssn837555/selfcheck.html

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