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モントゴメリー/アスベルグうつ病評価尺度 MADRS

モントゴメリー/アスベルグ
うつ病評価尺度
Br. J. Psychiat. (1979), 134, 382-389

評価は臨床面接に基づいて行い、症状に関する大まかな質問から始め、重症度の正確な評価を可能とするより詳細な症状について質問していくべきです。評価者は評価が定められた尺度の段階 ( 0、2、4、6 ) か、それともそれらの中間 ( 1、3、5 ) に当てはまるかを判断します。各設問に対する評価値の判断は、過去 1 週間の患者の状態を基準に行います。  


 

1 - 外見に表出される悲しみ - 話し方、顔の表情、姿勢に表れる意気消沈、憂うつ、絶望( 単なる通常の一時的な元気のなさより強い )を示します。深さと、明るくすることの難しさによって評価します。

0

悲しみはない。

1

2

元気なく見えるが、無理なく明るくなることができる。

3

4

ほとんどの時間悲しげに、また不幸せそうに見える。

5

6

常に悲惨に見える。非常に意気消沈している。


 

2 - 言葉で表現された悲しみ - 外見に表出されているかどうかにかかわらず、言葉に表れた抑うつ気分の報告を示します。元気がない、意気消沈、あるいは救われない、希望のない感じを含みます。気分が出来事に影響されると表現される、その強さや期間、そしてどの程度かによって評価します。

0

状況に即した時おりの悲しみ。

1

2

悲しみ、または元気がないが、無理なく明るくなれる。

3

4

広汎な悲しみ、あるいは陰うつ。それでも気分は外的な状況に影響される。

5

6

持続的ないし揺るぎない悲しみ、悲惨、あるいは意気消沈。


 

3 - 内的緊張 - 漠然とした不快感、イライラ感、内的混乱、さらにはパニック、恐怖、苦悶のいずれかに至る心的緊張を示します。その強さ、頻度、持続および、再保障を必要とする程度によって評価します。

0

静穏。一時的な内的緊張のみ。

1

2

イライラ感、漠然とした不快感が時に生じる。

3

4

患者が克服するのにいくらか困難を伴う持続的な内的緊張感または間欠的なパニック。

5

6

激しい恐怖または苦悶感。克服不能のパニック。


 

4 - 睡眠減少 - 健康な時の本人自身の正常なパターンと比較して、睡眠の持続または深さが減少している体験を示します。

0

通常通り眠れる。

1

2

軽度の入眠困難、または軽度に減少した、浅い、または途切れがちな睡眠。

3

4

少なくとも 2 時間、睡眠が減少または途切れる。

5

6

2~3 時間未満の睡眠。


 

5 - 食欲減退 - 健康な時と比べて食欲が落ちているという感じを示します。食物への欲求の低下、または無理して食べる必要性について評価します。

0

正常または増加した食欲。

1

2

わずかに減退した食欲。

3

4

食欲がない。食物は味がしない。

5

6

少しでも無理して食べる。


 

6 - 集中困難 - 自分の考えをまとめることの困難さを示し、さらには集中力の欠如を示します。生じる困難の強さ、頻度、および程度によって評価します。

0

無理せず集中する。

1

2

時おり自分の考えをまとめることが困難。

3

4

集中したり考え続けることが困難で、読んだり会話を続ける力が低下している。

5

6

本を読んだり会話することが非常に困難。


 

7 - 制止 - 日常的な活動を始めるのが困難なこと、または開始し実行するのが遅いことを示します。

0

何かを始めることにほとんど何の困難もない。緩慢さはない。

1

2

活動を始めることが困難。

3

4

いつも行っている簡単な活動を始めることが困難で、実行に努力を要する。

5

6

まったくの制止。援助がないと何もできない。


 

8 - 感情を持てないこと - 周囲への、あるいは通常は楽しみな活動への興味の減退の自覚を示します。周囲の状況や人に対し、適切な感情を持って反応する能力が減退している状態です。

0

周囲の状況および他の人々に対する正常な興味。

1

2

普段なら興味のあることを楽しむ能力の減退。

3

4

周囲の状況に対する興味の喪失。友人や知人に対する感情の喪失。

5

6

感情的に麻痺している体験、怒りや深い悲しみ、または喜びを感じることができず、身近な親戚や友人を思いやることが完全にあるいは苦痛なまでにできない。


 

9 - 悲観的思考 - 罪業念慮、劣等感、自責感、罪悪感、悔恨、および破滅感を示します。

0

悲観的思考はない。

1

2

失敗、自責あるいは自己卑下に関する動揺性の思考。

3

4

持続的な自責、あるいは明白だが了解可能な罪業念慮や罪悪感。将来に対してますます悲観的である。

5

6

破滅や悔恨あるいは償いようのない罪悪に関する妄想。不合理で揺るぎない自責。


 

10 - 自殺思考 - 生きる意味がない、自然に死ねるならいつでもかまわないという感じ、自殺思考、および自殺の準備を示します。自殺企図そのもので評価が影響されるべきではありません。

0

人生を楽しんでいる、または人生をあるがままに受け止めている。

1

2

人生に飽きている。ごく一時的な自殺思考のみ。

3

4

死んだほうがましと考えたりする。自殺思考がしばしばあり、自殺は一つの有り得る解決法と考えられているが、特別の計画または意図はない。

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6

機会があれば自殺しようとする明確な計画。自殺の積極的な準備



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